カッパーラフ&タフレザーを使用したレガシーモック。
レッドウィング1907を約1年間、仕事でハードに履きこみました。
試験的な意味も含めて、ずっとメンテナンスしてなかったんだけど、
今回、約10か月ぶりにオイルメンテ(靴磨き)をしたのでご報告。
レッドウィング1907の詳しい情報はこちら 経年変化レビュー①
こんな人に見てもらいたい
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革の状態
まず、靴磨きする前の革の状態を確認。
油分はぬけて、革が硬くなってきた。
明らかに、油分も水分も不足している状態。
※ 油分と水分が不足している状態は、使用している靴クリームやメンテナンス状況によって違うので、写真だけでは判断は難しいです
カッパーラフ&タフレザーは、油分の含有率が高いから、頻繁なメンテナンスは必要なさそうだが、
仕事でハードに履く場合は、せめて6カ月に1度くらいは、靴磨きをしてやったほうが良い。
履いた頻度
2~3日に1回のペースで、履きこんだ。
草刈りもしたし、軽い登山もした。
手入れらしい手入れは、たまにブラッシングするくらいで、ほぼノーメンテで履きこんでいる。
メンテナンス(靴磨き)の流れ
革が相当乾いているので、今回は念入りにメンテナンスをする。
- ブラッシング(ホコリをはらう)
- Mモウブレイのステインリムーバー(汚れ落とし)
- グリオスガレージのレザーリジュビネーターをぬる(革の深層部への油分補給)
- コロニルのシュプリームデラックスをぬる(革の表層部への油分補給と水分補給)
- ブラッシング(油分をなじませる)
- ウェスで拭く(余分な油分をふき取る)
今回、久しぶりのメンテナンスのため、以下を重点的に行う
オイルメンテの2つの目的
本来の靴磨きの用途は、2種類存在する。
革の表層部の油分と水分補給と、深層部の油分・水分を保つため
レッドウィングを履きこむと、当然、革から油分と水分が抜けていく。
しかし、レッドウィングの革は分厚く(2.5mm前後)、油分を多く含むため、定期的なオイルメンテの役割は、
革の表面上の油分と水分の補給で十分。
※そうすることで、深層部の油分と水分が抜けない役割を担う
この場合は、乳化性クリームを使用する(油分と水分を同時に補給できる)
革の深層部の油分補給
上で紹介したように、深層部の油分は定期的にオイルメンテを行ってやると、油分は中々ぬけない。
今回のように、10カ月ノーメンテでハードに履きこんでいくと、深層部まで油分が抜けてしまう。
こんな状態の場合は、浸透力の高いミンクオイル系のメンテナンス道具を使用する
靴磨き開始
靴磨き風景を映像で紹介
メンテナンス後の状態
革は柔らかくなり、色も濃くなった。
表面上のキズも消えている。
今回グリオスガレージを使用したため、ツヤは失われたが、
履きこんで、ブラッシングしていく過程でツヤが出てくる。
※コロニルのみで靴磨きした場合は、もう少しツヤが出る仕上がりになる。
これからもさらに履きこんで、経年変化を楽しんでいく。
レッドウィングは、一緒に歳をとっていくことができる楽しみがある。
10年後、20年後も履ける。
願わくば、歩ける間、ずっと履いていたい。
次回のメンテナンス予定は、半年後の予定。
以下、今回靴磨きに使用した道具の記事紹介と、道具紹介。
メンテナンス後の画像
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