レッドウィング カビが生えた時の簡単すぎる応急処置と対策!

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ブーツの基本・考察・コラム
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自称 経年変化愛好家の五十嵐です。

レッドウィング愛用歴が14年をこえました。

私が経験した経年変化(主にレッドウィング)の中で、私なりに気付いたことをお伝えしていきます。

さて、レッドウィングを所有している人たちの中で、よくある悩みがカビですね。

夏場、履かずに下駄箱に保管していて、秋に履こうとするとカビが発生している。

この経験した人、多いんじゃないでしょうか?

私自身、長期間、履かずに放置していたブーツについては、ほぼ全てにカビをはやしています。

レッドウィング愛用歴14年の私が、ブーツと長く付き合っていく中で見つけたカビとの付き合い方を紹介。

今回は、カビが発生した条件と、カビ発生時の簡単な応急処置と対策を記事にします。

私が実際に行った対応と経験をお伝えします。

※きちんとした対応と対策については、別サイトにて記事を探していただいたほうが良いかも。

※今回の記事でいうカビとは、白カビのことを指します。黒い斑点のように跡が残る黒カビはまた別の機会に……。

こんな人に見てもらいたい

・カビの除去がめんどくさい人向け

・カビが発生してレッドウィングを履かなくなった人

・カビが発生する条件や、実際に発生した事例を知りたい

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カビが発生した場合の対応(私の応急処置)

半年以上履いていない。定期的にメンテナンスしているからか、アッパーにカビは発生していない。ソール部分にだけカビが発生している。

下駄箱を開けると、カビが発生していた。

そんなときの1番簡単な応急処置を紹介します。

※応急処置というより、私は下で紹介する対応しかしていません。

用意するもの

  • キッチンペーパー
  • つまようじ

※ゾウキンでもいいですが、カビの菌がゾウキンに付着すると洗っても菌が残ります。

なので、キッチンペーパーのように使い捨てのものが好ましい。

方法

キッチンペーパーで拭いた状態

  1. キッチンペーパーでカビをふき取ります。(濡らさなくてOK)
  2. ウェルト部分や手の届きにくい所は、つまようじにキッチンペーパーを巻いて使います。
  3. 靴の内側も同じ要領で拭いてやりましょう。
  4. カビが見えなくなれば終了。
※私の経験談

キッチンペーパーを濡らして拭くと、湿気が増えるためカビが増殖するという意見があります。

しかし、拭いた後、風通しのいいところで放置してやると問題ありません。

革を長持ちさせるために、水分は必要です。

必要以上に怖がる必要はありません。

カビとともに、汚れがひどい場合は、キッチンペーパーを濡らし、硬く絞って使いましょう。

ステッチにたまったホコリにカビっぽいものがある。つまようじにキッチンペーパーを巻いて、取り除く。

 

ウェルトの手が届かない部分は、つまようじにキッチンペーパーを巻き付けて使う

ステッチもきれいになった

キッチンペーパーでカビをふき取った状態。これで、すぐ履ける。

 

これでOK。普通に履けます。

ブーツがメンテナンス不足の場合、この後、靴磨きをします。

そして、履きます。これ以上のことは、特に行いません

この程度? と思われるかもしれませんが、この程度です。

私はこの程度のケアで、14年間レッドウィングを履き続けています。(23年前のブーツも現役で履き倒しています)

※ただし、カビは目に見えなくなりましたが、カビが完全に除去されたわけではありません。またカビが発生する可能性があります。

しかし、この状態で定期的に履き続けると、カビは発生しません

下で書きますが、1番のカビ対策は、履き続けることです。

以下、靴磨きの基本的な流れを簡単に説明しておきます。

ソールのみにカビ発生。アッパーは無事。革もしっかりしている。オイルメンテの必要もなし。

靴磨きの基本的な流れ

  1. ブラッシング(馬毛)
  2. Mモウブレイ ステインリムーバーで汚れ落とし
  3. 靴クリームを塗る
  4. ブラッシング(豚毛)
  5. ウェスでふき取り

おススメの道具を紹介しておきます。

カビを完全除去する方法

上で紹介した簡易的な除去は、私が実践している方法です。

上のやり方で私は14年間問題なくレッドウィングを愛用しています。

しかし数年間放置していたものの中には、かび臭い匂いが消えないものも。

匂いが気になる方。そもそもカビを完全に除去しなければイヤだという方へ

専用のクリーナーを使いましょう。

そもそもカビとは

そもそもカビとは?

ウィキペディアからの引用です。

カビは、菌糸と呼ばれる糸状の細胞からなり、胞子によって増殖する。生活空間では梅雨、台風の季節など湿気の多い時期・場所に、たとえば食物、衣類、浴槽の壁などの表面に発生する。多くの場合、その発生物の劣化や腐敗を起こし、あるいは独特の臭気を嫌われ、黴臭いなどと言われる。人によっては食中毒やアレルギーの原因となることもある。カビの除去剤は多く存在するが、それ自体も刺激臭を放ちやや危険なものが多い。その一方で、発酵食品や薬品(ペニシリンなど)を作るのに重要な役割を果たすものもある。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%93

今回のテーマに必要な要所をまとめると、

  • カビは、増殖する。
  • 湿気の多い時期・場所で様々なものの表面に発生。

といったところでしょうか。

レッドウィングを持ってる人に注意してほしいのは、

  • カビは増える。発生が確認された時点で、なるべく早く対応したほうが良い。
  • 湿気の多い時期は注意する。たまに風通しの良い所にだしてやると良い。

この2点です。

カビが発生しなかった条件を紹介

私が所有しているレッドウィングブーツの中で、カビが発生しなかったブーツは2種類。紹介します。

定期的に履き続けたブーツ

履き始めて約9年。定期的にずっと履き続けた結果、汚れやダメージもすごいが、1度もカビは発生していない。

履き続けることで、カビは発生しません。

下駄箱で、隣のブーツにカビが発生しても、このブーツ(9870)は1度もカビの被害を受けたことはありません。

また1度カビが発生したブーツでも、定期的に履き続けるとカビは発生しなくなりました

仕事で履かないブーツ

 

仕事で履いていないブーツ。月に0~数回。短期間しか履いていないブーツにカビは発生していない。

仕事で履かなかったブーツにカビは発生しませんでした。

正確に言うと、月0~数回くらいのペース。しかも短時間しか履かなかったブーツにカビは発生しませんでした。

1年以上履かない。しかもその間ノーメンテ。下駄箱の中という条件でも、カビは発生しませんでした。

カビが発生しなかった条件 まとめ

ずっと履き続けているブーツ

カビが発生しても、以降、定期的に履き続けるとカビは発生しない。

月に数回、短時間着用のブーツ

履いている期間が短いため、汚れが付着しない。汗を吸収していない(湿気が少ない)など、カビが発生しにくい条件になっている。(つまり、新品のブーツにはカビが発生しにくい)

カビが発生した条件紹介

23年前に購入したレッドウィング。数年間倉庫の奥に放置。カビだらけになったが、再度履き始めるとカビは発生しなくなった。

逆に、カビが発生したブーツの条件は、以下の通りです。

仕事で履いていて、履かなくなったブーツ

仕事でハードに履き倒した後、履かずに下駄箱に放置していたブーツにカビが発生しました。

長期保管する場合、きちんと靴磨き(汚れ落とし・クリームを塗る。余分なクリームをふき取る・ブラッシング)をしましたが、それでもカビが発生。

今まで所有していたレッドウィングブーツの中で、カビが発生した条件に共通するものがあるので、下でまとめます。

カビが発生するブーツの条件

経験上、以下の条件が整えば、カビが発生します。

汚れが付着している

長期間保管する(同じ場所から動かさずにずっと保管)

湿気が多い

1つずつ説明します。

汚れが付着している

カビで案外多いのは、靴の中、つま先にたまったホコリにカビが発生するパターンです。

どんなにきれいにメンテナンスをして保管したとしても、どうしても見えない汚れが付着しています。

また、長期間保管している際に、ホコリが付着するパターンもあります。

その汚れに、カビは発生・増殖します。

※余分な靴クリームやオイルが残っている場合も、カビが発生します。長期保管する前に、きちんとケアしておきましょう。

長期間保管する

長期間同じ場所に保管することで、カビが発生しやすくなります。

上に紹介したように、ホコリが積もり、空気の入れ替えもなく、湿気の多い日本で保管すれば、ほぼ間違いなくカビ発生の原因となります。

逆に、履き続けると汚れていてもカビが発生しません

湿気が多い

日本に住んでる時点で、湿気が多いことは避けようがありません。

どうしようもないです。湿気とりを下駄箱にいれておきましょう。

カビを発生させないための対策

日常的な対策

  • 履き続ける
  • ブラッシングで汚れやホコリをはらっておく
  • 湿気の多い場所に保管しない

長期保管するときの対策

  • 可能な限り、汚れとホコリを取り除く
  • 保管前に、オイルメンテをしてやる
  • 湿気の少ない所に保管する(なければ湿気とりを入れておく)
  • たまに動かす(日光浴や影干しをたまにしてやると良い)

雨の日の対応と対策も、よければご覧ください