革靴好きな人は、革靴に鏡面磨きをしている割合が多いように思います。
鏡面磨き(ハイシャインポリッシュ)、カッコいいですよね。
レッドウィングはワークブーツですが、鏡面磨きしている人もいますね。
私の好みですが、基本、ぴかっと輝いてるほうが好き。
今回は、鏡面磨き風のやり方について解説します。
鏡面磨きではなく、鏡面磨き風です。
鏡面磨きより、手間もかからず、それっぽく見える方法になります。
※ワークブーツでも、革靴でも、どちらにも使える方法を解説。
前半は説明になりますので、方法が知りたい方は目次から飛んでください。
こんな人に見てもらいたい
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鏡面磨きとは?
引用元:https://plaza.rakuten.co.jp/ohwyohwyohwy/diary/201109190000/
鏡面磨きとは、ワックスを薄く塗り重ねて、鏡のような光沢を出す仕上げ磨きのことです。
主に、つま先(トウ)とかかと(ヒール)を中心に行います。
ピカピカに輝かせる以外に、防水、表面をコーティングするためちょっとしたキズ防止にもなります。
鏡面磨き風とは?
鏡面磨き風とは、ロウ成分を多く含んだ靴クリームと、ロウ成分を含んでいない靴クリームを使用して、
光沢を強調することにより、鏡面磨き風に見せる方法のことです。
※私個人が勝手に読んでる呼称になりますので、世間では伝わらないと思います。
この方法は、鏡面磨きと違い、通常の靴磨きと同じ手法になります。
鏡面磨きとの1番の違いは、次回の靴磨きの際にワックスを落とさなくてもいいところ。
鏡面磨きよりも手軽に行えます。
具体的には?
鏡面磨き風とは、
つま先(トウ)を油性クリーム(ロウ成分の多いもの)で磨き、
つま先(トウ)以外をミンクオイル(ロウ成分を含まないもの)で磨き、
つま先の輝きを強調させて鏡面磨きっぽく見せる方法です。
つま先の光沢と、つま先以外のマットな質感とのギャップで鏡面磨き風に見せます。
おすすめの靴クリーム
鏡面磨き風に使用するおススメの靴クリームを紹介します。
鏡面磨き用 サフィールノワール クレム1925
他、タピールのレーダーバルサムなど
鏡面磨き以外 グリオスガレージ レザーリジュビネーター
他、マスタングペースト、純正ミンクオイルなど
鏡面磨き風は、どのタイミングで行うべき?
鏡面磨きは、通常の靴磨きの後。
鏡面磨き風は、通常の靴磨きの代わりに行います。
※トウ部分と、トウ以外を、クリームをわけて塗るだけなので、通常の靴磨きと変わりません。
鏡面磨きに使用する道具
鏡面磨きに必要な道具の紹介です。
基本、通常の靴磨きと変わりません。
しかし使用する靴クリームを2種類用意する必要があります。
以下、使用する道具紹介
使用する道具 | 用途説明 |
馬毛ブラシ | 汚れ・ホコリ落とし |
ステインリムーバー | 汚れ落とし |
ウェス | 汚れ落とし・余分なオイルのふき取り |
油性クリーム | つま先の鏡面磨き |
動物性ミンクオイル | つま先以外の栄養補給 |
豚毛ブラシ | クリームをなじませる |
山羊毛ブラシ | 鏡面磨き用 |
※靴クリームは2種類用意
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※山羊毛ブラシがない場合は、女性用のストッキングでも可
鏡面磨き風 靴磨きの方法
通常の靴磨きの流れで行います。
- 馬毛でブラッシング
- ステインリムーバーで汚れ落とし
- トウ部分に油性クリームをぬる
- 豚毛でトウ部分のみブラッシング
- トウ部分のみウェスでふき取る
- トウ以外にミンクオイルをぬる
- 豚毛でトウ以外をブラッシング(トウを含めた全体をブラッシングしてもよい)
- トウ以外をウェスでふき取る
- 山羊毛ブラシでブラッシング(トウ部分を中心にする)
これで終了です。
鏡面磨き風靴磨きの注意点
トウ部分 輝かせる部分の境界線
アイアンレンジャーのようにキャップトウがついてるブーツは、キャップトウのみを輝かせればいい。
他のアイリッシュセッターなどについては、トウ部分の境界線がなく、どこまで磨けばいいのか悩んでしまいますね。
答えはないので自分の好きなようにするだけですが、目安としては、履きシワの少し手前までを鏡面磨き風にすれば全体のバランスがきれいに見えます。
トウと、トウ以外を分けて靴磨きすること。
そうすることで、光沢がはっきりとし、より鏡面磨きっぽく仕上がります。
鏡面磨き風は、輝く部分と輝いていない部分とのギャップで鏡面磨き風に見せるので、別々に磨いたほうがいい。
※別々に磨いたとしても、トウ以外も輝いてきます。
鏡面磨き用クリームは、色つきを使用すると、より輝いて見える
ワークブーツの靴磨きに使用するクリームは、基本、色なし(ニュートラル)を使用する人が多いと思います。
しかし、光沢をはっきりさせる場合、色を足してあげると、濃淡がはっきりして、より輝いて見えます。
革別、使用する靴クリームのカラー例
靴クリームの色は、革の色より少し濃い目を使ってあげましょう。
革の色 | 使用するクリームの色 |
明るい茶色 | 赤茶、こげ茶 |
赤茶 | こげ茶、紺、緑 |
こげ茶 | 紺、緑、黒 |
黒 | 緑、紺、黒 |
※靴クリームの色は、Mモウブレイのステインリムーバーで汚れ落としした場合、クリームの色少し残ります。
サフィールのリムーバーを使用すると、クリームの色はほぼ取り除けます。
ちなみに私は、いつもMモウブレイのステインリムーバーを使用しています。
まとめ
- 鏡面磨き風は、油性クリームとミンクオイルを使用する
- トウとトウ以外を分けて靴磨きをしてやるといい
- トウ部分は、色つきクリームを使ったほうがキレイに輝く(色なしでも問題なし)
- 鏡面磨きより、輝きは少ないが、それっぽく見える。
鏡面磨き風におすすめのクリームまとめ
トウ部分(輝かせる用)
個人的には、サフィールが1番おススメです。
色の種類も多く、技術があれば、鏡面磨きレベルにまで輝かせることが可能です。
タピールレーダーバルサムは、ワックスに近い使用感ですが、栄養補給も兼ねています。
天然素材のみを使用。ブラッシングしてやると、鏡面磨きに近い輝きを放ちます。
ただし色の種類は少ない
上に紹介したレーダーバルサムと、仕上がり具合はほぼ同じになります。
レーダーバルサムと比べると、チューブタイプになるので、使い勝手が変わります。
私はどれも全て使用しましたが、チューブタイプは、慣れてくると使いやすいです。
トウ以外(輝かせない)
革の回復剤といわれているジェルタイプ。
少量でよく伸び、油分の吸収力もすごい。輝かない。量も多くてコスパもいいのでおススメです。
100%馬油。グリオスガレージと同じく、吸収力バツグン。輝かずマットな質感になります。
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