私は、イルビゾンテの長財布と、コインケース兼カードケース(コンパクトな」2つ折り財布)を7年間愛用しています。
1つはパンツのポケットでハードに使用。1つはカバンの中で大事に使用。
どちらもヌメ革の財布です。
自称経年変化愛好家の私にとって、ヌメ革の財布は、なくてはならないアイテム。
女子にも不動の人気がある水牛マークのイルビゾンテ。
今回は、ブーツではなく財布の紹介をします。
経年変化を楽しめる財布、イルビゾンテ。
今回はその中でも、
私が実際に使っている2点+おススメの1点=合計3点のヌメ革財布を紹介。
ヌメ革財布を7年間実際に愛用して気づいたことをお伝えします。
他、一生使える財布紹介の記事はこちら
こんな人に見てもらいたい。
・革の経年変化が好き。
・革財布の購入を検討している。
・ヌメ革のエイジングに興味がある。
・キャッシュレス時代対応の、機能的でカッコいい財布を探している。
・イルビゾンテの財布の購入を検討している
7年間使用したイルビゾンテの財布を紹介
まず、これが私の愛用している財布の、購入時の状態です。
ヌメ革
この財布が、7年間愛用すると、こうなる。
右の長財布は、カバンの中で保管。左のコンパクトな2つ折り財布は、ポケットの中で保管。
どちらも、同じ日に購入して、ずっと使い込んでいる。
では、財布のレビュー始めます。
イルビゾンテとは
そもそもイルビゾンテって、なに?
イルビゾンテは、オシャレイタリア革ブランドだよ
真面目に言うと、『イルビゾンテ』は、1970年イタリア・フィレンツェにて、偉大な職人ワニー・ディ・フィリッポ氏が創業した革製品のブランド。
妻のナディアと一緒に小さな革製品の店を出し、バッグやベルトなどを販売。そのナチュラルかつ本物志向のファンをも虜にする物作りは人気を集め、アメリカ人バイヤーらの目にとまり世界へ羽ばたくことになる。
つまり、オシャレイタリア革ブランドです。
イルビゾンテは、革の経年変化を大事にしているブランドです。
経年変化を大事にしていることがよくわかる創業者ワニー・デイ・フィリッポ氏の名言がある。
雨が降ればどちらも濡れ、晴れればどちらも日にあたり、
あなたが日焼けすれば、バックも日に焼けます。
あなたのイルビゾンテはあなたの一部になるのです。
引用元:https://www.ilbisonte.jp/about/
常に肌身離さず持ち歩く革小物は、あなた自身であり、革の経年変化は、あなた自身の歩んできた道である、とでもいうような言葉で、私の大好きな言葉だ。
ヌメ革の魅力
イルビゾンテの革の経年変化を一番楽しめるのは、ヌメ革です。
革好きの人は、大体が黒派か、茶派に分かれると思う。(個人的な見解です)
茶系が好きな人は、革の色味が変化していく過程を楽しむ人が多いのではないだろうか?
というか、私がそうです。
革の色合い、風合いが変化していくのを見るのが大好きだ。
たまらない。
そんな経年変化愛好家に愛されるのが、ヌメ革です。
ヌメ革とは
ヌメ革とは、植物タンニン鞣しをした革のことです。表面加工をほどこしていません。
例えば、革が原皮のころから持つシミや傷跡なども、そのまま残るそうです。
ただ、私は、販売されているヌメ革製品で傷跡やシミ跡などを見た記憶がありません。(シワぐらいは見たことがあります)
なぜなら、ヌメ革に採用される革は、表面の風合いがそのまま残るため、厳選された革のみを使用するからです。
そんな厳選されたヌメ革の色は浅く、茶色というよりは肌色に近い色合いです。
傷つきやすく、シミもできやすいですが、使い込むほどに色が濃くなり、経年変化を一番楽しめる革でもあります。
おススメの財布3選
以下の3つを紹介します。
使い勝手の違う3種類の財布を紹介します。
7年愛用したコンパクトな二つ折り財布の紹介(キャッシュレス時代に最適)
7年間愛用した二つ折り財布は、こうなりました。
当初の肌色?から比べると、濃茶に変色しています。
ツヤもでてきて、ピカピカです。
7年間育った環境
購入してから今まで、この財布の住まいは、私のポケットの中です。
仕事中もプライベートも、常にパンツのポケットの中で育ちました。
寒い時も暑い時も、雨の日も雪の日も、常に私とともにありました。
共に汗をかき、雨に濡れ、汚れました。もう私の体の1部になっています。
財布としての機能紹介
機能面の紹介をします。
大きな小銭入れが1つ
カード入れが1つ
札入れが2つ
ポイントカードや小銭、札もすぐに取り出せます。
カード入れにポイントカードを数枚。
札入れにクレジットカードを入れてます
私の場合、長財布とこの財布を所有していますが、この2つ折り財布を普段使いにしています。
よく使うポイントカードやクレジットカードを数枚入れて、最低限の現金(2,000円くらい)を常に入れています。
最近はカードかスマホで支払することが多いから、この財布はコンパクトで使い勝手がすごく良いです。
私が長年愛用していた感じたデメリットは、なし。特に不憫に感じたことはありません。長所しか見当たらない。
キャッシュレス時代に最適のミニマムな財布です。
動画で紹介してます。画像より、財布のイメージが湧きやすいと思います。
7年愛用した長財布の紹介
上のコンパクトな2つ折り財布と同じ日に購入した長財布は、こうなりました。
2つ折り財布ほど、経年変化は進んでいない。
購入当時に比べ明るい茶色になっている。
カードの型、良く手に持つ箇所、うどんの汁がついてできたシミなど、私の生活がこの財布にそのまま反映されている。
7年育った環境
いつも持ち歩いているカバンに入れています。
最近は、大体の買い物なら、上に紹介した2つ折り財布で済ましてしまうため、あまり出番はありません。
会計の時、食事に行くとき、カバンから取り出して持ち運びするくらいです。
財布としての機能紹介
札入れ2か所。
カード入れ2か所。
小銭入れ1か所。
レシート入れ?1か所
ウォレットチェーンがつきます。(私は家の鍵をつけています)
このチェーン、くすんだゴールド(真鍮?)なので、ポケットからたらしてもカッコいいです)
収納の数は申し分ないです。
見た目もカッコいい。
しかし、デメリットが1つ。
長財布にしては、小さめです。
そのため、札入れの幅がほぼジャストで、出し入れがしにくい。
カードも大量に入れておくことは難しそう。
私は、免許証や保険証、クレジットカードなど、7枚ほど入れています。
枚数はそこまで多くないですが、それでもカードの型がくっきりついています。
長財布とは別の小銭入れを普段使いとして、この長財布をたまに使用するぐらいなら、ちょうどいいかも。(私はこの使い方をしています)
もちろんこの財布1つでも十分生活できます。
自身の生活の仕方次第です。私の場合は、小銭入れが他に合ったほうが都合がよかった、というだけのことです。
友人が持っていたおススメの財布紹介
先日、久しぶりに会った友人が持っていた財布がカッコよかったので紹介。
もし今度買い替えるなら、これにしようかな、と思った財布です。
画像がないので商品だけ紹介。
私は長財布と、コインケース兼カードケースとして二つ折り財布を使用していますが、
「小銭入れは持たない主義だ」
「財布は1個が良い」
という人は、この財布がおススメです。
財布の機能紹介
・小銭入れ
・個別のカード入れ
・札入れが2か所
カードは個別にすぐに取り出せる。
小銭入れもガバっと開くタイプなので、使い勝手もよさそう。
ヌメ革の財布で、機能性が良くて、ある程度コンパクト。
財布以外(コインケースやカードケース)は持ち歩かないよ、という人にぜひおススメ。
2つのイルビゾンテを7年愛用したからわかること
イルビゾンテのヌメ革を購入するにあたり、気になる点をまとめておきました。
7年使用してできたキズと、シミや色ムラ
ヌメ革は、経年変化を楽しみやすい分、キズ・シミや色ムラなど本人が希望していない予想外の経年変化をすることがあります。というより、します。では、紹介です。
キズ
常にカバンの中に保管している場合は、ほぼキズはつきません。(ただし一緒に硬いものを入れておくと、揺れる振動でキズがつく)
上の画像の2つ折り財布は、常にパンツのポケットの中で、家の鍵なんかと一緒にゆられています。
そのためしょっちゅう小さなキズがついてます。しかし、使用しているうちに目立たなくなります。
キズがついて、消え、キズがつく。これの繰り返しです。
パンツのポケットの中ぐらいであれば、大きなキズは残りません。
私は傷も気にせずに日常生活を送りましたが、大きなキズは残っていません。
シミ
画像に書いてある通り、食事中にうどんの汁がかかりました。
確か購入して1か月もしない時期だったと思います。
当時はまだ肌色に近い色だったので目立ちましたが、今ではあまり目立たなくなってきました。
このように、うどんの汁は透明に近い色(西日本だけ?)ですが、ちゃんと跡が残ります。
食事中は机の上に置かないほうがいいかも。
色ムラ
色ムラができやすい条件(色が濃くなりやすい条件)
- よく触る箇所(手で持つところ)
- 陽にあたる箇所(外気に触れやすいところ)
- 濡れやすいところ(ポケットの中に入れていて汗に濡れる場合も)
基本、革の厚みがある部分が濃くなっている。(カードの跡。革が重なって厚くなっている部分。ボタンのある箇所)
上の画像は広げて撮影しているが財布の上部分(画像真ん中あたり)の色が濃いのは、普段保管しているカバンの中から、上の部分だけでているため。それと、手で触る回数が多いため濃くなっている。
シミや色ムラは、気になる方も多いと思いますが、ヌメ革の終着点は、こげ茶色です。
下の画像を見ればわかる通り、すべて目立たなくなるので、あまり神経質に考えなくていいかも。
個人的にキズや色ムラ・シミは、自分の生活を反映したものになるから、あったほうがカッコいいと思ってます。
7年使って感じた耐久力(何年愛用できる?)
何年使用できるか。
私の経験上、10年以上使えます。
もっと言うと、飽きるまでずっと使える気がします。
私が使用している二つ折り財布は、ずっとポケットの中で使用しています。
仕事柄、肉体労働もするため、夏場、大量の汗をかきます。
財布は大量の汗に濡れ、ツヤを失い、湿る。
暑い時期はこれを毎日繰り返します。
それでもこの財布は、ひび割れはすることなく、あろうことか大した手入れもしていないのにツヤを放ちます。
飛んだり跳ねたり、は言いすぎですが、走った衝撃などもポケットの中で受けているはずですが、壊れそうな雰囲気はありません。
ステッチが切れることもなく、カードや小銭の型がつくくらいで、まだまだ現役で使用できそうです。
また、カバンの中で使用している長財布については、死ぬまで使えそうな気がします。
財布は、ブーツのように曲げたりぶつけたりすることがありません。
また、カバンのように荷物を持ち運んだり、ぶつけたりするわけでもありません。
なので、他の革製品よりも耐用年数は長いイメージです。(使ってみた結果、実際、長いです)
イルビゾンテの財布を初めて目にした時の私の感想は、「こんな繊細そうな革で大丈夫かな」というものでした。
結論、大丈夫でした。繊細そうに見えて、タフです。そして、想像以上に私を満足させてくれました。
型崩れの状態(生活の癖)
上でも伝えましたが、カードや小銭、かさばるものを入れておくと、その形に、型崩れが発生します。
型崩れと書きましたが、もっと適切な言い方をすると、生活の癖がつきます。
・どんな使用方法なのか
・どこに保管しているのか
・何を入れて持ち歩いているのか
イルビゾンテの財布は、そういった生活の癖を表す財布です。
ですから、正式には型崩れではなく、生活の癖であり、経年変化という捉え方が妥当だと感じました。
私の使用する財布の生活の癖紹介
長財布
カードの厚みの型崩れ
二つ折り財布
小銭入れが、購入当時より伸びている。カードの型崩れ。
どんな財布にしたいか、使い込んだ後のイメージをしておくことが大事です。
私は、長財布に変な型をつけたくなかったので、小銭は入れていません。
カードと札だけ保管してます。
結果、カードの型が付きました。(小銭を入れておくと、小銭の型もつきます)
型が付くと、その型部分の経年変化がすすみ、他と比べて濃い茶になります。
※財布の形状にもよりますが、パンツの尻ポケットに保管するのはおすすめしません。そのまま座ったりすることは、特にやめておいたほうが良い)おしりの型が付きます。
汚れや色ムラの対処方法
近日中に、ヌメ革財布のメンテナンス方法や注意点などの記事を書きますが、今回は私の主観を簡単に紹介。
1,気にしない
2,プレメンテをしっかり行う(日光浴など、次回更新時にプレメンテ方法の記事を書きます)
3,定期的なメンテナンスをする。
ヌメ革を使用するうえで、1番いい心構えは、気にしないこと。
シミができても、色ムラができても、型が崩れても、気にしない。(型はある程度コントロールできます)
気にしないで使っていたら、オンリーワンの財布が出来上がります。
ヌメ革財布のまとめ
・ヌメ革はキズやシミができやすいが、丈夫で頑丈で長持ち。経年変化を楽しみたい人におススメ。
・手入れは頻繁に行う必要なし。(今回紹介した2つ折り財布参照)
・使い方や保管場所によって、育ち方が変わる。
・最終的に焦げ茶色になる。
・使い方によっては、一生使える。
・自身の生活に合った形を選ぶと良い。
次回、購入してからするプレメンテの方法や普段使いの注意点・普段の手入れ方法について、記事にします。よければご覧ください。
※今回紹介しているイルビゾンテのサイフがよく品切れになっているようです。
経年変化を楽しめて、長く愛用できる財布を探している人は、下のリンクもぜひ参考にしてみてください。
コメント
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