レッドウィング1907 経年変化~2ヶ月経過~

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経年変化レビュー
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約8年ぶりに、ブーツを買いました。

redwing1907です。

メルカリで購入しました。中古のブーツを購入したのは生まれて初めてになります。

今回は、redwing1907を購入して2ヵ月が経過したので、経年変化(エイジング)の記事を書きます。

こんな人に見てもらいたい

・レッドウィングの購入を検討している人

・メルカリなどのフリマアプリで、レッドウィングブーツの購入を検討している人

・カッパーラフ&タフレザーの経年変化(エイジング)に興味がある

・革の経年変化(エイジング)に興味がある

・どんなメンテナンスをしたり、履き方をするか迷っている

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購入の流れ

最近、ふと思ったのです。
私は死ぬまでに、あと、何回靴を履くのだろうか?
あと、何足のブーツの経年変化を楽しめるだろうか?
私は仕事でブーツを履きます。
今履いているのは、レッドウィングの875と、9870と、スニーカー3足です。
3足をローテーションで回しています。
「スニーカーを履いてる場合じゃないな」と、最近思いました。
せっかくだから、3足ともレッドウィング履こう。
以上が購入の経緯です。

メルカリで探す

結論、今回はメルカリで買いました。
私は、今まで中古のブーツを買ったことがないです。
新品のブーツを履いて、自分だけのシワやキズがつき少しずつ足に馴染んでくる感じが好きだったので、他人が履いて、他人のクセがついているブーツに対して抵抗がありました。
しかし、メルカリで探すと、なんとまぁ、安い安い安い
うそだろ、というような値段でレッドウィングブーツが販売されていました。
(もちろん、状態が良くて値段の安いものは少なかったですし、ニセモノもたくさん出回っているそうです)
私が探した条件は下の3つ。
・新品に近い状態
・10000円前後
・仕事で履くので、ワンピースソールのもの
この条件を満たすものがredwing1907でした。

メルカリの情報

メルカリでの情報として、出品者いわく、
・ほぼ新品の状態。
・5年前に購入後、数回、短時間着用。
・価格 8000円(11000円で出品していたようですが、買い手がつかなかったため、8000円までさがりました。値引き交渉はしていません)
初めての中古ブーツしかも個人から購入ということでかなり迷いました
偽物もよく出回っている噂を聞いていたので、出品者の方に、こちらからリクエストして別画像を数点あげていただき、本物だろうと確信がもてたので、購入しました。

redwing1907とは

1907とはレッドウィングのモックトゥブーツです。
レッドウィング1907
以下 仕様
レザー : カッパー ラフ&タフ
ハトメ : ブラックニッケル(REDWINGの刻印あり)
靴ひも : レザー(画像は、靴ひも変更してます)
ソール : トラクショントレッドソール(白のクレープソール)
ウェルト: ストームウェルト
製法 : グッドイヤーウェルテッド製法
レッドウィング公式サイトでは、アイリッシュセッターではなく、クラシックモックトゥのレガシーモックとなっています。
レガシーモックとはクラシックワークブーツをベースにしながら、レザーシューレース、レザーフットベット(インソール)、アイレット、ストームウエルトなど随所にプレミアムマテリアルを使用したレッドウィングブーツのこと。
つまり、クラシックモックトゥと比べて、特別仕様のモックトゥブーツです。
アッパーのデザインは、一般的なモックトゥですが、ラスト(型)が違います。
アイリッシュセッターは、ラストNo.23(Eワイズ)
1907は、No.45(Dワイズ)
一般的なアイリッシュセッターよりも、少し幅が狭いです。

購入したときの状態

届いたときの状態は、少しかかと部分の減りが気になったものの、出品者の情報通り、新品に近い状態でした
履きシワはなく、コルクも出品者の足型に沈んでいない。
アッパーにもダメージはない
通気性のいい場所で保管していたようで、カビが発生した形跡もない
購入してから1度も靴磨きをしていなかったらしく、革の状態はカサカサでした。
この状態で8000円だと、かなりお得に購入できたと思います。大満足です。
redwing1907

購入してすぐの状態。オイルが抜けきってカサカサ

革質

革自体は、レッドウィングらしい厚みのある革で、タフさは他のオイルドレザーと遜色ないように感じました。
1907の革はカッパー ラフ&タフというレザーです
カッパーラフ&タフとは、公式サイトいわく、オイルとワックスを豊富に含むヌバック系レザーということです。
銀面(革の表面)を擦ってわずかに起毛させているため、独特のざらついた風合いがあります。
1907はオイルやクリームの吸収もよく、反面、汚れやすい特徴があります。
起毛させた銀面は、手入れの仕方によって表情を変えます。詳しくは、後のお手入れ方法で説明します。
個人的な感想としては、ホーウィン社のクロムエクセルレザーの風合いに近い印象を受けました。
(オイル含有率が高く、キズがつきやすい。経年変化が早いなどの理由から)
革質について感じたことまとめ
・オイル含有率が高い。
・キズがつきやすい。
・汚れがつきやすい。
・履いていると、銀面が起毛している部分と寝ている部分があり、経年変化が早い。

サイズ感

私にとって、レッドウィングは、8(26cm)のDワイズが丁度良いサイズです。
1907も8インチを購入しました。
足が幅広甲高のため、アディダスのスニーカーで9.5~10(27.5~28cm)。ナイキのスニーカーで9~9.5(27~27.5cm)を履いています。
履き始めは少し小さく感じましたが、1月ほどすると、靴底のコルクが沈み、今は丁度良いサイズになっています。
インソールがついてるのですが、インソールをいれると窮屈なのでいれてません。
中底をいれる場合は、1サイズアップを検討した方が良いと思います。
レッドウィング1907 インソール

1907に付属しているインソール

履いた感想

ここからは、私が実際に履いた感想をお伝えします。

カッパーラフ&タフレザーについて

redwing1907

まだ履き始めて、2~3回目の状態。

ヌバックレザーのような表面がざらついた表情は、靴磨きをするとなくなり、濃茶の見た目になります。
履き続けてしばらくすると、また銀面が起毛してざらついた風合いが復活してきます
またパンツの裾と摩擦する部分などは、銀面は寝たままで、その他についてはまた銀面が起毛してくるため、ブーツの表情が出やすい。
履きシワによって、色の濃淡が表れやすい。
汚れやすい。キズがつきやすい。
履きシワや、パンツと摩擦がおこる部分などは、すぐに汚れがつき、色が濃くなります(mモウブレイのリムーバーで汚れはすぐに落ちます)
汚れやすい反面、経年変化が表れやすい革なので、はやく自分らしい雰囲気に育てたい人にオススメのレザーです。
レッドウィング1907 カッパーラフ&タフ

履きシワにそって、色の濃淡が表れている

レッドウィング1907

キズがつきやすい

レッドウィング1907

黒くなっているのが汚れ。モウブレイのリムーバーですぐ落ちる。

 

ストームウェルトについて

ストームウェルトは、トリッカーズのカントリーブーツが有名です。
一般的に、ほこりや雨水が入り込みにくくなる役割を担っています。アッパーに対して壁のようにそりたっています。
トリッカーズのストームウェルトと比べて、ステッチが2本あります。何が違うのか気になったので調べてみると、ステッチ自体には特に効果はないそうです。
通常のウェルトと比べて幅が広く、一般的なアイリッシュセッターなどと比べると、歩いているときに、かかとを擦るような感じがしました。慣れれば気にならない程度のものですが、かかとを擦る回数が多くなると、ソール交換はいつもより少し早まるかもしれません。(私の場合通常のウェルトだと、約3年でソール交換時期を迎えます)。
redwing1907 redwing9870

手前が1907 奥が9870

レッドウィング1907 レッドウィング9870

手前が1907 奥が9870

redwing1907

上から見るとステッチは1本に見える。右(9870)と比べて、ウェルト幅が広い

redwing1907

横から見ると、ステッチは2本見える

履き心地について

インソールを使用していないので、履き心地としては他のアイリッシュセッターと遜色ないです。
インソールを使用すると、通常のレッドウィングブーツより柔らかい履きごごちになります。
※ただし、インソールを入れた柔らかい感触が好みの人と、インソールなしで、コルクが沈んで自分の足型になった履きごごちが好みの人がいます。
どちらがいいかは、一概に言えません。
個人的には、インソールなしの方が好きです。

お手入れ方法

一般的なオイルドレザーと比べると、カッパーラフアンドタフは特殊なレザーになるが、 靴磨きの方法としてはオイルドレザーと同じような流れでお手入れをします。
1まず雑巾で拭く
2ブラッシング
3靴クリームを塗る。
4ブラッシング
5ウエスで拭き取る。

オススメのクリーム紹介

1907は、使うクリームによって、仕上がり具合が変わってきます。
公式サイトでは、オイルが控えめでワックス(ロウ成分)を含んでいないクリームが望ましいと書いてあります。
そこで、オススメのクリーム紹介をします。
クリーム紹介の前に、どのクリームを使っても、メンテナンス直後は銀面の起毛は寝てしまいます。ざらついた風合いはなくなり、濃い茶色のオイルドレザーのような表情になります。
しかし、履いていると、また銀面が起毛して、ざらついた風合いが戻ります正確には、ざらついた風合いに戻る箇所と戻らない箇所があり、それが経年変化の表情につながっています。
また、クリームによって、ざらついた風合いが戻るまでの時間に差があります。

コロニル(乳化性クリーム)

公式サイトがおすすめしているクリームに1番近いクリームです。
水分多め。オイル・ロウ成分少なめ。
使った感想。
銀面の起毛部分は寝てしまい、色は濃くなり、艶が出ます。
しばらく履いていると、クリームがぬけたところからまた起毛してきます。
比較的、起毛してざらついた風合いが戻る時間は早いです。

マスタングペースト(動物性オイル)

水分少なめ。オイル多め。ロウ成分なし。
銀面の起毛は寝てしまい、色は濃くなります。艶はなく、色ムラが濃くなります。
オイルの持続力が長いですが、銀面の起毛については、コロニルと比べても、そこまで差がありません。
もしくは、グリオスガレージのレザーリジュビネーターもおすすめ。

サフィールノワール(油性クリーム)

水分少なめ。オイル・ロウ成分多め。
銀面の起毛部分は寝てしまい、色は濃くなり、艶が出ます。
ロウ成分が多いため、寝た銀面の起毛は、先に紹介した2つのクリームより、起き上がりにくいです。
ロウ成分により、ツヤツヤピカピカに仕上がります。

現在までのお手入れの流れ

履き始めて2ヵ月が過ぎました。
まず履き初めに、コロニルシュプリームデラックスでメンテナンスしました。
しかし革が乾きすぎていたので、メンテナンスしたにもかかわらず革がかなり硬く、油分が全体に浸透しきれていない状況。
レッドウィング1907

コロニルで靴磨き直後。履き初め。かなり硬かった。

2度回履いてすぐに、グリオスガレージのレザーリジュビネーターでメンテナンスしました。
革が柔らかくなり、かなり履きやすくなりました。
オイル含有率が高いので、革が乾ききっている場合は、浸透力のあるオイルを使用してやるとよさそうです。
レッドウィング1907

グリオスガレージでメンテナンス直後。色は濃くなる。ツヤはなく、しっとりする。

履き始めて2ヵ月、まだまだ潤いと栄養は持続していますが、汚れとキズが気になったので、コロニルを使ってメンテナンスしました。
レッドウィング1907

靴磨き前。汚れとキズが目立ってきた

レッドウィング1907

靴磨き後。目立つ汚れとキズはなくなり、ツヤがでた。

仕事で3日に1回のペースで履いていますが、今後の靴磨きの頻度は、2~3ヶ月に1回行う予定です。
どうやって育てるか決めていない人は、コロニルをおススメします。

1907の今後とまとめ

今後

1907は、細部にこだわりがあり、そこが素敵なブーツです。(ストームウェルトや、ハトメの部分など)
これからも仕事でガシガシと履きます。10年履けるのか、20年履けるのか、私が退職するほうが先か。
わかりませんが、一生を共にするパートナーとして、共に育っていきたいと考えています。
また、1~2ヶ月に1度、定期的に経年変化(エイジング)の記事を書いていきます。

まとめ

・メルカリは、時に掘り出し物があるが、偽物も出回っているらしいので注意。
・1907は、レガシーモックといって、特別仕様のモックトゥブーツ。
・カッパーラフ&タフレザーは、汚れやすく、キズがつきやすいがその分経年変化が早い。
・使用する靴クリームによって表情が大きく変わる。
・おススメはコロニルシュプリームデラックス
・個人的にストームウェルトがめちゃくちゃカッコいい。
あわせて、
の記事も書いてますので、よければご覧下さい。

最後に画像をいくつか載せておきます。
redwing1907 redwing1907 redwing1907 redwing1907 redwing1907

コメント

  1. […] レッドウィング1907の詳細については、初めの経年変化レビューで書いていますので、よければご覧ください。 […]

  2. […] 経年変化レビュー① […]

  3. 陽陽 より:

    素晴らしい!参考にさせていただきました!
    from 台湾

  4. […] レッドウィング1907の詳しい情報はこちら 経年変化レビュー① […]

  5. […] レッドウィング1907レビュー① […]

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