靴磨きってめんどくさそう。難しそう。
そう思うかもしれませんが、靴磨きに夢中になる人は多いです。
趣味になっている人もたくさんいます。
今回紹介するやり方は、初心者向け、時間がない人向けの最低限のメンテナンスです。
慣れにもよりますが、10分ほどで終わります。
是非やってみてください。
ワークブーツ使用歴10年以上の経験から、実際に良かったと感じたことを紹介します。
それでは簡単にできるブーツの靴磨き(メンテナンス)について説明していきます。
必要最低限の道具で、短時間で、コスパのいい道具を紹介します。
こんな人に見てもらいたい
・最近ワークブーツを買ったけど、手入れ方法がわからない。
・詳しい靴磨き方法はネットにたくさんあるけど、めんどくさそう。
・靴磨き道具をそろえたいが、高いと思っている。
・ワークブーツの購入を検討しているが、靴磨きがめんどくさそうと思っている。
靴磨きに必要な道具
1雑巾。
2靴磨きブラシ(豚毛、もしくはコシの強い馬毛)
3靴クリーム(ミンクオイルも含む)
4ウェス(布)
1雑巾
家にある雑巾です。
雑巾の代用品として、
ウェス。キッチンペーパー。お手拭き。洗顔シート。
これらを試しましたが、問題なく使えました。
2靴磨きブラシ(豚毛、もしくはコシの強い馬毛)
ブラシは、可能であれば豚毛、馬毛の2個があれば理想といいますが、最初は1個で十分です。
柔らかめの豚毛がおすすめです。
馬毛が一般的です。
しかし豚毛の方が馬毛に比べて硬く、コシがあります。
革のマッサージにもなりますし、汚れを払ったり、クリームの栄養分を浸透させるのにも適しています。
※山羊→馬→豚の順で硬くなっていきます。
馬毛が柔らかすぎず、硬すぎず、両方の役割を持っているため、馬毛をおすすめする声が多いですが、
豚毛のほうが靴磨きの用途では凡庸性があります。(もしくはコシの強い馬毛でもいいです)
3靴クリーム(ミンクオイルも含む)
靴クリームについては、ワークブーツの場合はミンクオイルが一般的なものの、
革靴などに使用する靴クリームで問題ありません。
僕は靴クリームを使用しています。
おすすめの靴クリームの紹介記事を書きました。よければご覧ください
4ウェス(布)
ウェスについては、家にあるTシャツでかまいません。
切って使ってください。
使い古したTシャツのほうが使いやすいです。
もし購入される場合は、ネル生地のものがおすすめです。
靴磨きの前に
靴ひも(シューレース)をはずしましょう。
それから新聞紙を靴に押し込みます。(1足に対して新聞紙2枚。合計4枚。)シューツリー代わりです。
履きシワが少し伸びて、磨きやすくなります。
それでは靴磨きをしていきます。
①雑巾で拭く
ブーツを拭きます。
硬く絞った雑巾(布)で軽くブーツを拭いてあげましょう。
これでかなり汚れが落ちます。
さらに革にとって必要不可欠な水分の補給にもなります。
案外、これが一番大事です。
何事もやりすぎは禁物ですが、メンテナンス時以外でも定期的にやってあげるといいでしょう。
※専門家に言わせるとNGだと思いますが、コンビニでもらったお手拭きや、洗顔シートなどでも代用可能です。
(あくまで個人的見解です。
人間の顔や手に使うものが革に使えないわけがないだろう、ということで洗顔シートとお手拭きを試した結果、特に問題ありませんでした。
汚れがひどい時など、日ごろのお手入れとして、また応急処置として今でも使います。
そういったメンテナンスで10年以上ハードに履き倒していますが、
このメンテナンス方法によってブーツの寿命が縮んだ印象は受けません)
②ブラッシング
雑巾で取り除けていないワークブーツの汚れ落としをします。
柔らかめの豚毛ブラシ(硬めの馬毛)でブラッシングです。
ホコリをはらってしまえばOKです。
シャッシャッシャッとリズム良く軽快に払ってください。
比較的安価で使いやすかった豚毛ブラシ(少し柔らかめなので、普段使いからクリームを塗った後のブラッシングにも最適)の購入先です。
③靴クリーム
靴クリームを塗っていきます。
専用のブラシもありますが、素手で十分です。
汚れるのが嫌な方は、ウェスにとって塗っていきましょう。
少量のクリームをとって、薄く伸ばしてください。
塗るときは、小さな丸を描く感じでやると、まんべんなく均一に塗ることができます。
革に栄養と潤いを与えることを目的とします。
筆で水彩画を描くイメージで、薄く薄く塗りましょう。
※ 「クリームを塗った後は、最低でも10分、できれば1日放置して革に栄養を浸透させるほうがいい」という話をよく聞きます。
その通りです。
ただし、必ず放置させなければいけない、というわけではありません。
クリームを塗った後、すぐ次の行動(ブラッシング)に移っても問題ありません。
おすすめの靴クリームです。
④ブラッシング
クリームを革に浸透させるためにブラッシングをします。
ホコリを払う感じではなく、歯ブラシで歯と歯茎の歯垢を落とす感じで、
少し力を入れて小刻みにブラッシングしてやりましょう。
革のマッサージにもなりますし、栄養分が浸透しやすいです。
余分なクリームを取り払う効果もあります。
⑤ウェス
革に吸収されていない余分な油分をウェスで拭き取ります。
履きシワに余分なクリームがたまりやすいので、シワをなぞるようにふき取ってください。
円を描くようにくるくると拭き取ると、均一に拭き取れます。何度か繰り返します。
※ウェスでの拭き取りは、すぐやってもいいですが、1日放置してからすると、より栄養分を浸透させることができます。
僕は1日放置するのが面倒くさいので、すぐ拭き取っています。
また靴磨きをして放置した数日後に、白いカビのようなものが革から浮いている場合があります。
これは吸収しきれていない余分な油分が表面に表れただけです。
ブラッシングしてやれば消えますのでご安心を。
靴磨きにかける時間
1 雑巾で拭く 1分
2 ブラッシング 1分
3 クリームを塗る 3分
4 ブラッシング 2分
5 ウェスで拭く 3分
大体の目安は、こんなもんです。
3~5については、個人差があると思いますので、あくまで目安になります。
まとめ
・クリームの塗りすぎに注意しましょう。
・強くこすりすぎないようにしましょう。革の表面を傷めます。
・気にしすぎないようにしましょう。
革はタフな素材です。特にワークブーツは厚い革を使っています。
お手入れしなければ寿命が縮みます。
しかしお手入れされていないブーツでも、スニーカーやその辺の革靴よりも、ずっと耐久力があります。
メンテナンスのやりすぎで革がクタクタになっても、
放置しすぎて革がカサカサになったとしても、
間違った手入れによって、変な癖やとれない傷が残ったとしても大丈夫。
数年後には、それがあなただけの世界で1足のブーツへと成長させるのです。
ブーツとともに、たくさん失敗してたくさん学びましょう。
靴も人も同じです。
長い年月を歩みます。
だからワークブーツは面白いのです。
靴磨きの動画です。本当に面白くないですが、気にせずにいいねしてください(涙)
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コメント
[…] 靴磨きの方法については簡単なものを紹介している記事があるので、よければご覧ください。 […]