ワークブーツ(redwing)は、厚い革を使っているので耐久力が強く、
長年にわたり愛用できます。
グッドイヤーウェルテッド製法だから、
ソールがすり減っても修理ができる。
スニーカーに比べて金額は高いが、
長い目で見るとコストパフォーマンスに優れている。
ほんとに?
「安いスニーカーを履きつぶして、買い替えていくほうがコストパフォーマンスに優れているんじゃないの」と思ったことありませんか?
実際に私が履き倒した経験に基づいて、
ワークブーツ(redwing)とスニーカーの寿命について説明します。
こんな人に見てもらいたい
・ワークブーツの購入を検討している
・ワークブーツは一生ものという言葉が、本当か知りたい人
・ワークブーツとスニーカーは、コスト的にどちらがお得かどうか知りたい人
・長年履いたワークブーツには、どんな修理が必要なのか知りたい人
・ワークブーツの実際の寿命が知りたい人
ワークブーツとスニーカーを履いた環境と頻度について
コストと靴の寿命について説明する前に、
私自身がワークブーツを履いた環境と頻度について説明します。
私は、仕事でワークブーツとスニーカーを履いていました。
仕事内容はデスクワークが半分、現場の軽作業が半分になります。
当然、日常デスクワークばかりの方の靴や、
週末のみ履く靴と比べると、
かなりハードに靴を酷使する環境にあります。
そういった環境で、ワークブーツとスニーカーを履いた頻度は、どちらも2~3日に1回ほどのペースでした。
※大体、3足をローテーションで回して履いていました。
時には毎日履いたり、1週間履かなかったりですが基本は2~3日に1回です。
ワークブーツとスニーカーの寿命について
そんな環境で使用したワークブーツとスニーカーの寿命について
まず、今回検証したブーツとスニーカーについて紹介します。
ワークブーツ redwing9870
スニーカー アディダス キャンパス
仕事でこの2足を酷使しました。
検証時期は、2012年冬から2020年2月の8年間です。
たしかredwing9870の発売日すぐに購入し、
履きおろしと同時にアディダスのキャンパスも履き始めました。
検証スタートです。
redwing9870 | アディダス キャンパス | |
1年目 | ||
2年目 | サイド(小指の部分)に穴が開く。廃棄。 | |
3年目 | ソールがすり減りソール交換する | |
4~6年目 | アッパーにクラック(裂け) | |
8年目 | アッパーのクラックが進行。 |
8年経った今、
redwing9870 現役。
アディダス キャンパスはわずか2年で廃棄。
そんな環境で使用したワークブーツ(今回はredwing9870)は、
今現時点で8年を迎えました。
8年目に突入したブーツの状態は、屈曲部分に裂け(クラック)が表れ、
ソールもすり減ったため1度ソール交換をし、
ライニングにも穴が開いた(4か所)ので修理しました。
それに比べてスニーカーは、約2年ほどで、屈曲部分に穴が開き、
ソールもすり減ってしまったので修理には出さずに
廃棄しました。
ワークブーツについては、まだ寿命を迎えていません。
まだまだ履き倒す予定ですので、ここからは予想になりますが、
おそらく12~15年は履けると思います。
後15年履けるとして、
おそらく後最低1回ソール交換と、
クラック(裂け)の修理。
最低限これぐらいの修理は行わなければならないと思います。
ハードな環境でワークブーツを酷使した場合で、12~15年は履けると思います。
※ソール交換について
純正ソール(クレープソール)の場合、私の履き方だと3年ほどですり減ってしまいます。
ソール交換をする際に、
ビブラム232というクレープソールよりも耐久力の強いソールに変更しています。
ワークブーツとスニーカー コスパがいいのはどっち?
さて、ブーツとスニーカーの寿命の検証が終わり、ここからはコストの話になります。
結論から言うとコスパがいいのはスニーカーです。
私の経験からすれば、スニーカーのほうが圧倒的にコストパフォーマンスに優れています。
表で説明します。
ワークブーツの修理費用はおおよその金額設定。
スニーカーの値段については、今回は8,000円で統一。
ワークブーツ | スニーカー | |||
1年目 | ブーツ購入 | 40,000円 | スニーカー購入 | 8,000円 |
3年目 | ソール交換 | 15,000円 | 廃棄。購入 | 8,000円 |
5年目 | ライニング修理 | 8,000円 | 購入 | 8,000円 |
10年目 | ソール交換・他修理 | 25,000円 | 購入×3 | 24,000円 |
15年目 | クラック修理 | 12,000円 | 購入 | 8,000円 |
最終金額 | 100,000円 | 56,000円 |
差額については44,000円で、
長年使用しようがしまいが、
コストだけをみれば、やはりスニーカーのほうが安くすむという結果になります。
それでもワークブーツを履く理由
いかにスニーカーが安くて履き心地が良くても、
それでも私はワークブーツを履きますし、おすすめします。
もちろんカッコいいからというのもありますが、
長く使うと愛着が湧いてくるからです。
硬かったブーツが足になじみ、
一体化していく感覚は心地よいです。
一緒に日に焼けて、
雨に打たれ、
ホコリまみれになり、
どこかにぶつけてキズになり、
手入れをして、
修理をし、
共に生活する。
いつの間にか人生のパートナーになる。
だから私はワークブーツを履きます。
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