私は現在、イルビゾンテのヌメ革財布を愛用しています。
現在8年目突入。
今回は、それ以前に約4年使用していたヤキヌメの二つ折り財布を紹介。
- ヌメ革とヤキヌメの違い
- 普段使いの注意点
- お手入れ方法について
- 目的別イルビゾンテのおススメのカラー紹介
この4点を解説。
私自身そうでしたが、イルビゾンテを購入したことのない人は、ヌメ革とヤキヌメの違いについて勘違いしている人が多いと思う。
個人的には、焼きヌメとヌメ革であればヌメ革をおすすめしたい。
そのあたりの理由について解説。
※今回ご紹介する財布は、革の知識0の状態で使い始めたため、かなり乱暴な使い方をしたものになります。
こんな人に見てもらいたい
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ヌメ革とヤキヌメの違い
まずは、ヌメ革とヤキヌメの違いについて解説。
ヌメ革とは、ヌメ革とは、植物タンニン鞣しをした革のことです。表面加工をほどこしていません。。
ヤキヌメとは、ヌメ革を焼いたような風合いの色を入れている革です。表面加工を施しています。(ヌメ革を日焼けさせた状態ではないです)
※イルビゾンテの他の明るいカラーの物と、エイジングの進み方が同様です。
ヤキヌメを購入する人の多くは、
ヌメ革の経年変化を楽しみたいけど、色ムラが大きくなるのは嫌だ。
ヤキヌメかなら、大きく色むらになることもないだろうから、ヤキヌメにしよう
こんな理由で購入される方、多いのでは?
私も、そんな理由でヤキヌメを購入。
ヌメ革のように、どんどん濃い茶色に経年変化をすると思ったのに、あまり変化しない。
購入当初は、ガンガン使って、どんどん色が濃くなるイメージを抱いていました。
しかし、変化しない。
購入時から1年たっても、皮の雰囲気はあまり変わらない。
使い込むと、ツヤが表れ、画像のように色が少しずつ濃くなります。
(ただし、ヌメ革に比べると、微々たるものです)
普段使いの注意点
ヤキヌメを実際に4年間愛用した経験から、普段使いの注意点について解説。
4年使用したイルビゾンテの二つ折り財布を紹介
常にパンツの尻ポケットに入れていたので、お尻の形がくっきりとついています。
色は全体的に濃くなり、黒く変色した所が目立ちます。
焼きヌメという色の表現ですが、実際は明るい茶色に染めているので、ヌメ革ほどの経年変化は起こりません。
使用した環境と手入れについて
当時(約12年前)は、革の知識もないため、かなり雑に扱ってました。
・型崩れは気にしない
春夏秋冬、常にパンツの尻ポケットにいれたままで、座る・しゃがむ・スポーツや激しい作業も繰り返した。汗をかいても財布が湿ったりすることも気にせずに使用。
・メンテナンスはミンクオイルのみ
2~3か月に1回は、メンテナンスを行っていた。
知識不足で、ミンクオイルで手入れを繰り返していた。
結果、革は柔らかくなりすぎて、型崩れを起こしやすくなり、黒っぽいシミの原因にもなったと思われる。
財布にとって良くないこと
パンツの尻ポケットに入れておくと型崩れをする
メンテナンス頻度は、2~3年に1回の頻度で十分。
メンテナンスは、乳化性クリームを使用するのがいい(ミンクオイル・油性クリームでは油分を補給しすぎるため、型崩れ・変色の原因になる。水分と油分を含んだ乳化性クリームが望ましい)
ヤキヌメはこんな人におすすめ
・明るい茶色が好きな人
・購入当初の色の状態を長く楽しみたい。
ヤキヌメは、明るい茶色に染色したものであり、ヌメ革とは似て非なるものです。
ヌメ革のような経年変化は期待できません。
雑に扱うと、私の所有する財布の経年変化となります。
経年変化を楽しみたい方は、ヌメ革をおすすめします。
他、イルビゾンテでおすすめのカラー紹介
個人的に、おすすめのカラーを紹介。
色の変化を楽しみたい
ヌメ
オリーブ
グリーン
購入当初の色を楽しみたい
黒
こげ茶
ネイビー
黒シミや色むらを気にせずに使用したい
黒・こげちゃ・ネイビーなどの、濃い色のものを選んだほうがいい。
どの色を選ぼうとも、イルビゾンテの革は、経年変化によってツヤが出てきます。
購入を検討している方は、数年後の姿をイメージして購入することをお勧めします。
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